『入試現代文へのアクセス 基本編』(河合塾講師/河合出版)
『入試現代文へのアクセス 基本編』(河合塾講師/河合出版)
〜高校現代文、まずはこの一冊〜
対象:高校基礎、基本。中学生から高校生へのステップ一歩目。
キーワード:国語、現代文、入門
ごく個人的な意見ですが、
国語、特に現代文を自学により伸ばすことは非常に難しいと思います。
時間をかければできるかもしれませんが、大抵の受験生、学生にとっては英語や数学が花形教科であり、現代文に時間を費やすなんて二の次であることは確かでしょう。
だからこそ、なるべく質の高いものをおすすめしたいところ。
(一番オススメなのは私の授業です。半分冗談です。)
私は予備校で国語を教えていましたが、現代文の授業の頭一発目は絶対にこのテキストを選んでいました。
1問目、前と後ろに先生がいる話、本当によくできています。
この問題集のよくできているところは、現代文で大切な、
「主説を取る」
というところを意識しやすい文章をピックアップしている点。
また、テクニカルワード(専門用語、多くの意味もしくは限定的な意味を含む語のこと)も絞ってあり、その解説もされているので初学者には入りやすい一冊でしょう。
以上、硬めに書きましたが、まぁ正直に言って、「先生からしたらクソほど使いやすい」参考書です。
それくらいテーマ解説もしやすい。
基本的な要素がだいたい詰まってる。
最悪、授業時間が間に合わなくても解説がある程度丁寧なので、先生側からしたらなんとかなっちゃうんです。
問題に使われている文章もやりやすい(説明しやすい)ですし。
まずはこの一冊から初めてみてください。
(傍線部A)